高頻度換気法における振動流を正弦波状のものから停止時間を変えた間欠振動流よる管路内の炭酸ガスの有効拡散係数を実験によって求めた結果、停止時間が長い間欠振動流の場合に最も高い有効拡散係数が得られることが判明した。また、流れの可視化実験により、間欠振動流による軸方向及び半径方向の最大流速が大きくなることが、有効拡散係数を高める要因になっていることを突き止めた。管路内の円周方向溝の寸法については、溝内容積と管路コア部の容積が同程度の際に最大の有効拡散係数が得られることがわかった。 さらに、振動流を利用して呼気と吸気を分離した人工呼吸器を考案し、現行の市販品と比べて2倍程度の換気性能が得られた。
|