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脾摘マウスに窒素含有ビスプォスプォネート（NBP）とプェニルヒドラジン（PHZ）投与により、肝臓での髄外造血、末梢血への有核赤血球の出現、さらは腹腔内大網部位でのHemal Node様構造の出現という現象を得た。ヘモグロビンの遺伝子解析の結果、NMPとPHZの投与により、骨髄、肝臓、Hemal Node様構造内で成人型の赤血球造血に加え、胎児型の赤血球造血が誘導されていることが明らかとなった。これまで、遺伝子異常での一次造血の報告はなされているが、本研究のような遺伝子異常のないモデルでの一次造血誘導はこれまで報告されておらず、造血機構への新しい知見を示すものである。
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