研究課題
近年、ヒトES/iPS細胞から無血清・単層培養下で神経堤を分化誘導する方法も報告されたが、ウシ血清アルブミン(BSA)やグリコーゲン合成酵素キナーゼ3β(GSK3β)阻害剤など複数の因子が高濃度に添加されているため、分化誘導に必要な因子を正確に解析することが困難であった。また、同条件では頭部神経堤や体幹部神経堤など位置情報をもった神経堤を選択的に誘導することができないことを我々は明らかにした。そこで、申請者らは無血清・無フィーダー・単相培養下における増殖因子、細胞外マトリックス、低分子化合物の効果をスクリーニングし、頭部神経堤誘導に必要なにニッチを解析し、さらに、誘導に応用可能な培養面及び培地組成の開発を行った。その結果、ヒトES細胞から頭部神経堤を特異的に誘導する方法を開発した。
すべて 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
In Vitro Cellular & Developmental Biology - Animal
巻: in press ページ: in press
10.1007/s11626-015-9909-8
Biomaterials
巻: 35 ページ: 5670-5678
10.1016/j.biomaterials.2014.03.085
Biotechnology and Bioengneering
巻: 111 ページ: 1128-1138
10.1002/bit.25188
Biochem. Eng. J
巻: 84 ページ: 53-58
10.1016/j.bej.2013.12.015
http://www.nibio.go.jp/part/disease/cell_cultures/