研究課題
基盤研究(C)
シェーグレン症候群の非侵襲的画像診断法の確立を目標に基礎研究を行った。近赤外線組織酸素モニタで酸刺激後の耳下腺には酸素化ヘモグロビンの上昇傾向が認められたが、超音波像上の損傷程度との関連は認められず、同一患者内での傾向の不一致も認められた。またMRIではmotion sensitized driven equilibrium (MSDE)法を応用したが、画像に有意な差は認められなかった。従来法の唾液腺シンチグラフィーのダイナミックカーブ分析では、顎下腺で全ての計測項目に患者群と非患者群に有意差を認め、顎下腺の値を基準に診断基準を作成する必要があると考えられた。
歯科放射線学