現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
有力な遺伝子として選抜された遺伝子hnRNPKを、ヒトの病理組織標本や細胞診を用いて、免疫染色やリアルタイムPCRの発現解析を行っている。現在までの結果では、細胞増殖マーカーki-67より、前癌病変では発現が極めてクリアな結果が見られる。同時にヒトの病理組織標本を用いた免疫染色(CK10,CK13,CK17,CK19,Ki-67)、レーザーマイクロダイセクションによる病変部組織の切除解析をして、腫瘍マーカーとなる抗体の開発へ移行する準備中である。 したがってこのような本研究計画から、前癌病変の基礎研究から臨床応用までの一貫した研究基盤を確立でき、診断・治療に大きく寄与する情報を提供するに違いないと考える。
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