研究課題
舌癌(口腔癌)の前癌病変および境界病変における遺伝子変異と組織型との相関を明らかにし、病理組織診断の診断基準や予後の指標となる新たなマーカーを見出して、上皮異形成や上皮内癌など、病理医が日常苦慮する症例(組織診や細胞診)の客観的な診断基準を確立したい。(1) 舌がんモデル動物による、前癌病変を規定する遺伝子の選抜でき、および機能解析を行うことができた。(2) 選抜出来た遺伝子(我々の研究で見出した細胞増殖に関連するRNA結合タンパクhnRNP Kにおける、ヒト前癌病変の病理組織での評価や血清の腫瘍マーカーになる抗体の開発がほとんどできた。(3) 確立できた口腔の前癌病変マーカーを細胞診用の免疫染色に応用させる(hnRNPKなど)ことができ、日常業務の病理診断に大いに役立っている。
すべて 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 5件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Experimental Animals
巻: 64 ページ: 1-25
J Hard Tissue Biology
巻: 23(4) ページ: 449-453
岐阜歯科学会雑誌
巻: 40(3) ページ: 264-267
J. Gifu Dent. Soc
巻: 40(3) ページ: 258-263
Oncology Reports
巻: 31 ページ: 3-12
http://scw.asahi-u.ac.jp/~patho/