「X線透視撮影装置を用いた三次元画像構築」を、以下の二通りの手法によって行った。二つの方法とも、低被曝線量で有益な情報をもたらす。 生体(あるいは生体モデル)がX線透視装置の前で一回転した。その様相をX線動画撮影した。アプリケーションを用いて画像再構築が行われた。上下顎骨、上顎洞、咽頭腔などの三次元的観察が可能となった。しかし、解像度が低いため改善の余地がある。 トモシンセシス機能を持つX線透視装置が用いられた。画像データは1㎜間隔で230~240枚の画像に再構築された。トモシンセシス画像は一回のX線照射で多断層像をもたらした。本法は正面方向(側方向)からの撮影で前後(左右)の断層像をもたらす。
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