研究課題
基盤研究(C)
う蝕が進行すると、歯髄組織にエフェクターT細胞が浸潤し、プロスタグランディン(PG)などの炎症関連因子の産生が顕在化する。本研究では、歯髄炎の病態形成における炎症―抗炎症バランスの役割について、歯髄細胞を用いて検討した。エフェクターT細胞から産生されるインターロイキン-17は歯髄細胞に対し、サイトカインであるCXCL10やCCL20の産生を誘導することが示された。一方、PGF2αは、活性化歯髄細胞おけるCCL20産生を増強させるがCXCL10産生を抑制させることが示された。
歯内治療学