象牙質再石灰化誘導能を有するバイオアクティブ材料の開発

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24592878
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 保存治療系歯学
• 研究機関: 北海道医療大学
• 研究代表者: 伊藤 修一 北海道医療大学, 歯学部, 准教授 (50382495)
• 研究分担者: 橋本 正則 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (00337164) ; 飯嶋 雅弘 北海道医療大学, 歯学部, 准教授 (20305915) ; 斎藤 隆史 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (40265070)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: 石灰化 / バイオアクティブ / 象牙質

研究成果の概要

現在,歯科臨床においてコンポジットレジンが広く用いられているが,その長期耐久性には問題がある.そこで,新規に開発した石灰化誘導能を有する接着性モノマー（CMET）を用いて接着性修復材料を試作し,象牙質接着性および再石灰化能について検討を行った.水中保管2年間の微小引張試験および象牙質接着界面および破断面の観察では,CMETを配合することにより良好な接着状態が得られた.この溶出液を用いることで,象牙質再石灰化の促進が確認された.以上の結果から,CMET配合修復材料は象牙質接着界面での耐久性に優れ,コンポジットレジン修復において有効であることが示唆された.

自由記述の分野

歯科保存学