研究成果の概要 |
超微小で長時間の歯のくいしばりが顎関節症状を引き起こすか検証した。 18名の健常者(24.0±4.3 歳)が10%最大随意咬合力で2時間の歯のくいしばりを3日間連続して繰り返し行った。咬筋・側頭筋・顎関節に疼痛を生じ、ピークに到達した(0-10NRSで1.6±0.4, 1.6±0.4 分, Day 1)。 Day 2, 3には疼痛は消失しており、くいしばりのタスクにより疼痛は再発した。Day 2, 3の疼痛曲線下面積はDay 1より小さかった。超微小で長時間の歯のくいしばりにより疼痛は発生したが顎関節症様のものでは無かった。歯のくいしばりのみでは顎関節症状を誘発しないことが示唆された。
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