研究課題/領域番号 |
24593006
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
栗原 清佳 (高岡 清佳) 昭和大学, 歯学部, 助教 (00453639)
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研究分担者 |
近藤 誠二 昭和大学, 歯学部, 准教授 (10432634)
椋代 義樹 昭和大学, 歯学部, 助教 (50325099)
新谷 悟 昭和大学, 歯学部, 教授 (80294429)
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キーワード | シェーグレン症候群 / PTEN |
研究概要 |
シェーグレン症候群の治療には、その原因と考えられる新規抗原を見い出し、免疫応答解除に結び付けることが重要と考える。申請者らは、癌抑制遺伝子phosphatase and tensin homolog (PTEN)の臓器特異的ノックアウトマウスがシェーグレン症候群モデルマウスである可能性を見いだした。そこで、本研究では、シェーグレン症候群の発症におけるPTENとの関連性を検討するとともに、新規抗原候補の探索を行っている。 PTEN欠損マウスの唾液腺を週令ごとに病理組織学的検索を行い唾液腺炎発症の時期やシェーグレン様病変の存在を確認するとともに、その発症時期におけるAndrogen, Androgen Reseptorの発現を免疫組織化学的検索により検討している。また、組織抽出した検体よりイムノブロット法により蛋白発現量に関しても検討を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ヒト唾液腺導管細胞株においてsiRNA法によりPTEN遺伝子をノックアウトし、これによりAndorogenならびにAndrogen ReceptorのmRNAの発現がどのように変化するかの検討において、発現解析の再現性に対して十分に検討する必要があると考えているため。
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今後の研究の推進方策 |
PTENをノックダウンした培養ヒト唾液腺導管細胞における遺伝子発現をマイクロアレイ法により網羅的に解析し、発現が変化する遺伝子群を検索する。また、同時にSELD TOF/MSにてタンパク質に関しても網羅的に解析を行う。 さらに、新規抗原候補の遺伝子ならびにタンパク質が同定された場合には、さらにその発現を定量的PCR、イムノブロットならびにin situ ハイブリダイゼーション、免疫組織化学的に解析する。さらに候補となったタンパクが分画イムノブロット法により膜蛋白であるか否か確認する。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究計画に遅れが生じ、次年度へ持ち越して研究するため。それにより、次段階で必要な物品確定が困難であったため。 実験計画に大きな変更はない。
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