研究課題
基盤研究(C)
概日リズム調節ホルモンであるメラトニンは種々の組織で産生されており、われわれはこれまでに唾液腺においても産生・分泌されていることを報告してきた。またメラトニンには多くの生理作用があり、強い抗酸化作用を有することも知られている。そこで今回、放射線照射に伴う口腔粘膜障害に対し、メラトニンがその予防効果を有するか否かにつき検討したところ、放射線照射による組織障害がメラトニン投与群で軽減されていた。このことから放射線照射に伴う口腔粘膜障害に対し、メラトニンが予防効果を有している可能性が強く示唆された。
外科系歯学