多能性を誘導するリプログラミング因子へのポリ(ADP-リボース)代謝の関与を調べた。ポリ(ADP-リボース)代謝は、ポリADP-リボースの合成系と分解系から成る。合成系を担うParp1と分解系を担うPargのホモ欠損マウス細胞を用いて、miRNAによるリプログラミングへのParp1およびParg欠損の効果を調べた。Parp1欠損およびParg欠損細胞において、リプログラミングに関わる遺伝子の発現を調べた。リプログラミングにポリ(ADP-リボ-ス)代謝が関与することを示すと共に、Parp1とPargの発現バランスがリプログラミング因子の発現にどのように影響するか検討した。
|