研究課題/領域番号 |
24593049
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
横尾 聡 群馬大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00322206)
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研究分担者 |
高山 優 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (60507490)
小川 将 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (70622041)
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キーワード | TGF-β/Smad シグナル / 創傷治癒 / 瘢痕 / 口腔粘膜 |
研究概要 |
口腔粘膜は皮膚に比較して創傷治癒が早く、瘢痕を形成しにくい。このうち口腔粘膜の「傷の治り易さ」に関して、われわれは、口腔粘膜、皮膚それぞれのkeratinocyteの細胞生物学的特性、特に細胞膜を構成する脂肪酸、すなわち、パルミチン酸を中心としたkeratinocyteのエネルギー代謝の面からみた研究を重ねてきた。本研究課題では、これまで明らかにした新しい創傷治癒機構をベースとして、上皮下組織、真皮における創収縮、すなわち、瘢痕形成の観点から、口腔粘膜および皮膚でのTGF-β/Smad3シグナル伝達の相違を解明することを目標としている。 平成24年度、25年度には、Smadノックアウトマウスのエクソン8をネオマイシンカセットにより置換、破壊することによって、Smad3変異ES細胞を樹立し、通法によりC57BL/6マウスバックグラウンドで作製する予定であったが、依然完成していない。現在進行中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究に割り当てる時間が極めて少なく、また継続時間が取れないことである。3年間の研究目標の見直しが必要かもしれない。
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今後の研究の推進方策 |
現在の進行状況は計画1年目に計画された状態であり、それも進行は極めて遅れている。可及的に前進するように進めて行きたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度における研究割り当て時間および研究継続時間が極めて少なく、実質的研究遂行に支障を来したことによる。 研究時間の確保に重点を置いた研究計画の大幅な見直しを行うことにより、確実に研究を遂行して行きたい。研究時間が十分に取れ、計画通り研究が実施されたなら、必要かつ十分な研究費であると考えられる。
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