研究課題
基盤研究(C)
骨膜からの骨再生過程観察により,骨膜が骨形成能を有し,その骨再生量は約4~6週間で最高値になることが示された。また,骨欠損部への移植材料として骨膜からの再生骨が自家骨以上に有用であることも示された。テトラポッド状人工骨(TB)の骨膜下移植による骨造成では,TB移植による骨造成で良好な形状安定性と力学的強度が認められ,TBは他の人工移植材料や自家骨と比較しても骨造成材料として有用であった。骨欠損修復では,micro-CT解析によってTB単独移植群および対照群と比べTBとコラーゲン併用移植群において形成される骨量の増加が認められ,TBとコラーゲンの併用移植が骨欠損治療に有効な方法と考えられた。
口腔外科,顎顔面再建外科,形成外科,再生医療