研究課題
基盤研究(C)
骨は、破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成が常に行われることによって維持されている動的な組織である。本研究では、破骨細胞形成・機能にcholesterolが重要であること,cholesterolの阻害によって細胞の多核化・機能の発現が障害されること、破骨細胞の癒合タンパク質の1つであるAtp6v0d2の細胞膜への輸送(trafficking)が低下することによって,破骨細胞の細胞融合が障害されること、この機構とlipid raftの関連を示唆する結果が得られた。この結果は、骨代謝と脂質代謝が密接に関連することを示すと共に,新しい破骨細胞形成機構を示すものである.
歯科矯正学