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2013 年度 実施状況報告書

嚥下時の口腔内圧変化による臨床的嚥下能力診断システムの確立

研究課題

研究課題/領域番号 24593093
研究機関広島大学

研究代表者

天野 秀昭  広島大学, その他の研究科, 教授 (80127604)

キーワード口腔内気圧変化 / 筋電図
研究概要

嚥下時の口腔内気圧変化を各センサーとシンクロさせた計測を試み,また,X線動画撮影(VF)とともに計測を行ない,嚥下時の動態を確認しながら,各嚥下ステージと口腔の内圧変化について検討した結果,本システムの有効性が示された。
これを受け,携帯できるパーソナルコンピューターと筋電計により,診療や介護の現場での臨床的使用をめざし,携帯型のデジタルデータロガーに改良し,小型で可搬性のあるシステムとした。尚,既存のデジタルオシロスコープと同様の波形表示機能を有している事が確認できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

摂食・嚥下時の口腔内の気圧変化と筋電図の関連は把握できた。しかし,被験者によっては気圧変動を捉えられないものもあり,その解明が必要である。

今後の研究の推進方策

摂食・嚥下時の口腔内の気圧変化において被験者により,計測値を得られない場合があった。この現象には舌運動が大きく関与している可能性がある。このため舌運動の解析を言語治療分野で用いられている舌運動解析装置を使用し,検討を行う事とした。
また,口腔内気圧変動の標準的な動態を得るため,被験者数を増やし,多くのデータを採取する。

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公開日: 2015-05-28  

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