睡眠時無呼吸症候群患者19名の口腔内装置(oral appliance : OA)使用時における上気道形態分析について、本研究では仰臥位におけるcomputed radiography(CR)とcomputed tomography(CT)画像の分析を行い、それぞれの特徴を明らかにすることを目的とした。その結果、装置装着前後のAHIは14.4から6.1と有意に減少した。またCR分析からは、OA装着により軟口蓋先端および舌後壁の気道拡大が認められた。さらにCT画像では、CRで拡大傾向が認められた幅経と前後径の増加も認められた。また、CTでは軟口蓋後壁と喉頭蓋先端の断面積拡大が確認された。
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