研究課題
基盤研究(C)
ミトコンドリアが口腔顎顔面の組織発生にどのような役割を果たすかについて、マウスの歯胚形成をモデルとして第一鰓弓器官培養系を用いて基礎的実験を行った。今回は、ミトコンドリアの形態を制御する因子のひとつであるDrp1に着目し、遺伝子ノックダウン法によりその機能を解析した。Drp1は歯胚の形成初期には重要な機能を持っていない可能性が示唆された。さらにエナメル質や象牙質の形成にどのような役割を持つかについて今後の研究課題とする予定である。
小児歯科学