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2013 年度 実施状況報告書

神経・摂食関連ペプチドが消化管運動と睡眠時ブラキシズムの発現と抑制に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 24593102
研究機関宮崎大学

研究代表者

永田 順子  宮崎大学, 医学部, 講師 (50264429)

研究分担者 吉岡 泉  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (10305823)
吉田 真穂  宮崎大学, 医学部, 医員 (10535785)
野村 かおり  宮崎大学, 医学部, 医員 (60626141)
松元 信弘  宮崎大学, 医学部, 助教 (70418838)
キーワード睡眠時ブラキシズム / 睡眠 / 自律神経活動
研究概要

本研究では、睡眠時ブラキシズムの発現と消化管や自律神経活動および血中ホルモン濃度との相互関連を調べ、ブラキシズムの発現に及ぼす影響を調べることを目的とした。
対象は、宮崎大学を受診したブラキシズム患者とブラキシズムの自覚のあるボランティア成人、およびブラキシズムのないボランティア成人である。
本年度は、昨年度に引き続き、臨床的診断基準からブラキシズム患者とボランティア成人を抽出して被験者とし、口腔内診査、パノラマX線撮影、終夜睡眠ポリグラフ検査と消化管運動および咬筋筋電図の同期検査、および血液検査を行った。また、昨年度に行った終夜睡眠ポリグラフ検査の解析からブラキシズム患者と判定されたブラキシズム患者8名と同様の検査でブラキシズムがないと判定されたボランティア成人8名について、睡眠深度や呼吸、交感神経・副交感神経活動、および上部消化管の活動の相互関係について時系列で詳細な分析を行った。
その結果、睡眠深度と交感神経と副交感神経の活動バランス、消化管運動の頻度と大きさ、および咀嚼筋活動の発現が関連していることが示された。また、ブラキシズム患者とボランティア成人との比較から、ブラキシズム患者ではボランティア成人に比べて睡眠ステージ3,4の深睡眠の割合が小さく、ステージ1,2の浅睡眠の割合が大きく、リズムが不安定で、交感神経活動が優位で、それらが消化管運動にも影響を及ぼしていることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ブラキシズムと一晩の睡眠深度の変化、交感神経・副交感神経活動のバランス、および上部消化管の活動リズムとの関連については詳細な検討が進んでいる。

今後の研究の推進方策

これまで採得したデータ解析をすすめるとともに、被験者を増やして比較検討する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Relationships between occlusal force and morphology using the feature elements of occlusal indices.2013

    • 著者名/発表者名
      Igawa,K., Nagata,J., Yamashita,Y.and Sakoda,S
    • 雑誌名

      Journal of Japan Association of Dental Traumatology

      巻: 9(1) ページ: 23-28

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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