研究課題/領域番号 |
24593151
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
江草 正彦 岡山大学, 大学病院, 教授 (90243485)
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研究分担者 |
森田 学 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40157904)
森 貴幸 岡山大学, 大学病院, 助教 (90274000)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 障害者歯科 |
研究概要 |
本研究の目的は、地域の障害者の歯科的支援を生涯にわたってサポートするための地域医療連携クリニカル・パスの効率的な運用システムの構築を行うことである。地域医療連携の運用には、地域の医療関係者の協力が不可欠になってくる。そのため、障害者のニーズに対応できるクリニカル・パスの開発と医療関係者の教育・育成・啓蒙を行うことが必要となる。高次医療機関である大学病院、地域の歯科医師会が主宰する口腔保健センター、地域の開業歯科医院とを連携するクリニカル・パスの開発と運用システムの構築を行う。.本研究では、クリニカル・パスを地域の障害者に標準化した、切れ目のない(シームレス)医療を効率的に提供するためのツールとして位置づける。 クリニカル・パスは電子文書として、大学病院に置いたホスト・コンピューターを中心とし、地域の第1次、第2次、第3次医療機関を結ぶネットワーク上で運用する。 本研究者は平成21~23年度で「障害者の生涯にわたる口腔のQOL向上を目的とした地域連携クリニカル・パス開発」の研究を行っているが、23年度までに作成しているクリニカル・パスをより障害者のニーズに合うように改良をおこなっていくこととする。 また、医療関係者の教育・育成・啓蒙のために、香川県歯科医師会および倉敷歯科医師会においてセミナーを開催した。また、運用実績を学会にて発表し、専門家の意見を伺った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
23年度までに作成している「障害者の生涯にわたる口腔のQOL向上を目的とした地域連携クリニカル・パス」をより障害者のニーズに合うように改良をおこなった。また、香川県歯科医師会、倉敷歯科医師会において歯科医療関係者への教育セミナーをおこなった。
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今後の研究の推進方策 |
クリニカル・パス運用のための、地域医療連携となる医療関係者への教育・育成・啓蒙支援システムの構築 1) クリニカル・パス運用にあたり、障害者のニーズに対応できる医療関係者への教育・育成・啓蒙支援システムの構築を行い、運営について協議、実施を行う。 2) クリニカル・パスの運用について、国内外の関係学会で発表および論文投稿を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
クリニカル・パス運用のための、地域医療連携となる医療関係者への教育・育成・啓蒙支援システムの構築のためにセミナーを開催する。そのための、会場費、講師料等を予定している。 クリニカル・パスを運用しながら電子システムの修正も予定している。そのためのシステム修正を専門家に依頼する。 クリニカル・パスの運用について、国内外の関係学会で発表および論文投稿を行う。 ・次年度使用額(B-A):100.836円が生じた状況は、医療関係者への教育・育成・啓蒙支援システムの構築のためにセミナーの開催が平成25年3月~6月を予定していいて年度をまたがっている。そのため、平成25年度に開催のセミナーに使用予定です。
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