研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、F. Nightingaleの業績を現代に活かすべく、‘類比’の方法論を明らかにすることである。まず、F. Nightingaleの12の業績との‘類比’の可能性を有する今日的課題を特定し、両者の背景を分析し、類似点を解明した。さらに、その共通性から‘類比’の方法論として『自然の法則性を前提に、人間の持てる力を信じて問題の構造を見抜き、実践論理を導き出し、科学的な認識論を駆使しながら改善に取り組む。想定外の事態が発生した時には、人間の安全を第一に、原因の究明と再発防止策の解明に力を注ぐ。』を導き出した。これは、今日的課題の本質的な解決を見出す上で、重要な示唆を与えている。
看護行政・政策