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2013 年度 実施状況報告書

新人看護師の指導を担当するプリセプターを対象とした問題対応型教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24593214
研究機関群馬県立県民健康科学大学

研究代表者

吉富 美佐江  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (30456462)

研究分担者 舟島 なをみ  千葉大学, 看護学研究科, 教授 (00229098)
キーワード新人看護師教育 / プリセプターシップ / プリセプター / 実地指導者
研究概要

プリセプターの多くは、新人看護師指導の役割を遂行する際、多様な問題に直面し、効果的な指導を展開できず、その問題解決に必要な学習機会を要望している。本研究は、プリセプターの役割遂行上直面する問題を質的帰納的に解明し、その成果を基盤に信頼性と妥当性を確保したプリセプター問題診断尺度の開発を目ざす。開発した尺度を用いてプリセプターの問題を調査、診断し、その診断結果に基づき、プリセプターの問題解決を支援する問題対応型教育プログラム立案モデルを作成する。本研究の最終的な目的は、国民の多様化するニードに対応できる看護職者の育成を目ざし、プリセプターの役割遂行上直面する問題の解決による効果的な新人看護師指導の実現である。
本研究は、4段階を経て、問題対応型教育プログラム立案モデルを作成する。平成25年度は、本研究の第2段階に位置づく。平成25年度の研究計画は、平成24年度に収集し、データ化した「プリセプターが役割遂行上直面する問題」の分析である。立案した研究計画に基づき、次の成果を得た。
Berelson,B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析を用いて「プリセプターが役割遂行上直面する問題」のカテゴリの形成と命名を行った。また、カテゴリの信頼性確保に向け、Scott,W.A.の式に基づき、一致率を算出した。その結果、「プリセプターが役割遂行上直面する問題」カテゴリが信頼性を確保していることを確認した。
平成26年度に開催される看護系学会にて研究成果を発表するために、抄録、発表原稿、画面の作成に取り組んでいる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

5年間の研究計画を具体的に立案したため、おおむね計画通りに進展していると評価した。

今後の研究の推進方策

平成26年度の研究計画は、平成25年度の研究成果である「プリセプターの役割遂行上直面する問題」24カテゴリを基にした「プリセプター問題診断尺度」の開発である。確実に研究計画を推進するために、定期的に研究分担者と連携し、尺度の質問項目、尺度化、レイアウトを行えるように準備状態を整える。

次年度の研究費の使用計画

平成25年度は、学術集会にに2回参加する予定であった。1回は、学事と日程が重なったため、出席できなかった。その分の国内旅費を使用しなかった。
平成26年度は、学術集会において発表を予定している。研究成果をより多くの方々に知っていただくため、学術集会の参加回数を増やし、国内旅費として使用する計画である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] プリセプター準備教育への具体的提案-研究成果の蓄積と活用

    • 著者名/発表者名
      吉富美佐江
    • 学会等名
      日本看護教育学学会第23回学術集会
    • 発表場所
      前橋テルサホール
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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