研究課題/領域番号 |
24593222
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
鈴木 英子 国際医療福祉大学, その他の研究科, 教授 (20299879)
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研究分担者 |
丸山 昭子 共立女子大学, 看護学部, 准教授 (20338015)
吾妻 知美 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90295387)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | アサーティブ / 新卒看護師 / プリセプター / 看護管理職 |
研究実績の概要 |
新卒看護師のアサーティブになれない状況を調査した。次のような状況であった。1.「業務分担の依頼を断れない」、2.「統一されていない指導に対する困惑が言えない」、3.「仕事に関する叱責や注意に対して反論できない」、4.「先輩の気になる言動について発言できない」、5.「自分や新卒看護師に対する言動に反論できない」、6.「仕事に対する不安が言えない」、7.「先輩のミスによる濡れ衣に反論できない」、8.「私的な依頼が断れない」であった。これを看護管理学会に投稿し、論文が掲載された。 次にプリセプターのアサーティブになれない状況と理由を調査し明らかにした。有効回答数は74人で、平均年齢は33.3歳で、看護経験10.6年、RASの平均点は、-10.1。アサ―ティブになれなかった状況は次の8カテゴリーに分類された。1.業務の遂行(業務を最後まで遂行できない、業務を適切に遂行できない、大変な業務を避けようとする、時間を適切にコントロールできない、業務上のミス、依頼業務を適切に遂行できないで人のミスにする、患者の希望を無視)2.言葉づかい(敬語を使えない、不適切な言葉づかい)3.学習課題の提出(レポートを提出しない、レポートの提出が遅い、不適切なレポート内容)4.業務の依頼(依頼相手に配慮が出来ない、時間を調整せずに他者に業務依頼する、時間が十分あるのに業務を依頼する、休日にミスのフォローの依頼をする)5.仕事に対する姿勢(事前学習や復習せずに仕事につく、仕事に対する理解不足、ミスの後の態度、コミュニケーション不足)6.態度(指導に対して不愉快な表情、別の先輩と指導方法が違うとのクレーム、度重なる指導にも関わらず知らないという7.遅刻(仕事ぎりぎりに出勤、遅刻を注意しても反省が見られない)8.私語(仕事中の私語)であった。これは、看護研究学会やトルコで開かれた国際看護管理学会で発表した。次に看護管理職のアサーティブになれない状況を調査して解析中。
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