研究課題
基盤研究(C)
地域の医療安全体制の整備のために、外来部門での医療関連感染と予防対策を評価した。A県3病院の外来職員(医療職と非医療職)428人を対象に、麻疹などの抗体価測定と感染予防行動などに関する質問紙調査を実施した。ワクチン接種の重要性が理解できる教育・啓発が必要と明らかになった。全国の医療機関1,369施設を対象に質問紙調査を実施した(回収率41.6%)。感染対策を要した感染症は、インフルエンザ(84.7%)、結核(75.4%)であった。マスクや手袋などは十分に整備されていたが、陰圧室や採痰ブースを有するのは34.1/ 31.3%であった。外来部門の感染対策には、改善の余地があると明らかになった。
看護学