研究課題/領域番号 |
24593245
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
中村 裕美 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師 (60381464)
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研究分担者 |
白鳥 孝子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (90331389)
梅下 浩司 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60252649)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 看護倫理 / 手術看護 / 看護実践 |
研究概要 |
本研究の目的は、手術室看護師が術前訪問で行っている情報提供や術前がん患者の不安や葛藤の軽減といった患者擁護の具体的実践内容を明らかにし、術前訪問における患者擁護実践の質評価に関する指標を開発することである。この目的を達成するために、以下のステップで研究を進める。 1.文献検討による構成要素の抽出:術前訪問に関する看護実践内容について、国内外の文献検討および、先行研究で実施した手術室看護師への面接調査で得られた看護実践内容をもとに、術前訪問での患者擁護実践のカテゴリーを構造化する。術前訪問における看護実践を具体的に表す内容を抽出し、患者擁護実践の構成要素を抽出する。2.看護実践の質評価指標の作成:抽出した構成要素を統合し、がん患者に対する術前訪問における患者擁護実践の質評価指標案を作成する。作成にあたって、研究班で内容妥当性の検討を行う。3. 看護実践の質指標案の修正・洗練 平成24年度は、1について実施した。先行研究では、術前訪問における患者擁護実践を明確にした研究は見当たらず、手術室看護師が術前訪問の際に、患者擁護役割を意識的に実施していないことが推察された。先行研究で実施した術前訪問における看護実践に関する手術室看護師のインタビューから、研究者が患者擁護実践だと考える実践内容を抽出し、指標を作成することにした。 平成25年度は、質的研究から、術前訪問における患者擁護実践の構成要素の抽出、および看護一般の文献からの患者擁護実践の抽出を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
手術看護領域での患者擁護実践に関する文献が見当たらないことから、質的研究をもとに実践内容を抽出する必要性が出てきたため、先行研究による患者擁護実践内容が不十分な場合、25年度もデータ収集を追加して実施する必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
術前訪問における看護実践の質指標案の修正・洗練のために、看護実践内容が不十分な場合、手術室看護師へのインタビューによる追加のデータ収集を実施する。 平成25年度中に評価指標案を作成し、平成26年度にアンケート調査による評価指標案の洗練を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
追加のデータ収集が必要な場合、手術室看護師へのインタビューの謝礼とデータ収集に伴う旅費が必要である。
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