乳幼児の母親である女性看護師のバーンアウトの影響要因を検証することを目的とした本研究では、バーンアウトの影響要因として、「仕事量」、「仕事継続意思」、「子どもの健康問題」、「育児に対する自信」、「職場での相談相手の有無」、「メンタルヘルス」があがった。 仕事と育児の両立支援のためには、職場では仕事量の調節や、相談しやすい雰囲気作り、仕事を継続したいと思える職場の環境整備が必要である。また、母親として子どもの健康問題を抱えている者や、育児に対する自信が持てない者、メンタルヘルスが良好でない者がバーンアウトしやすいことから、社会での育児支援体制の強化も必要である。
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