研究課題/領域番号 |
24593249
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
佐居 由美 聖路加国際大学, 看護学部, 准教授 (10297070)
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キーワード | 安楽 / comfort / 理論化 / 看護実践 |
研究概要 |
本課題の目的は、看護師による患者への安楽な看護ケアの実践の促進、および看護学の理論的基盤の確立への寄与を意図し、看護実践における「安楽」を理論化し検証することである。具体的には、まず、グラウンディッド・セオリーによる手法を用いて「看護実践における安楽」を理論化し、質的および量的研究手法を用いたミックスメソッド(Mixed methods designs)によって理論の検証を行う。その後、理論の検証を経て理論を修正し、「看護実践における安楽」の理論構築を終了する予定である。 平成25年度は、具体的には、研究1の[看護実践における安楽の理論化(帰納的理論生成)]の結果をもとに、研究2[看護実践における安楽の理論の検証(演繹的理論検証)]における、研究2-1である[理論検証のための量的研究]を実施する計画であり、検証手法としているミックスメソッド(Mixed methods designs)についての研究方法について検討を行い、平成24年度に実施した文献検討結果、および先行研究における「安楽なケアの類型」の英訳(Types of comfort care :Relieving discomfort、Unobtrusively preventing distress、Preventing potential distress as much as possible)等をふまえ、帰納的理論生成および演繹的理論検証に関連した作業を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成25年度は、研究1の[看護実践における安楽の理論化(帰納的理論生成)]の結果をもとに、研究2[看護実践における安楽の理論の検証(演繹的理論検証)]における、研究2-1である[理論検証のための量的研究]を実施する予定であった。だが、年度末の時点において、これらの課題は現在進行中であり計画より「遅れている」状況である。その理由としては、研究1における理論生成によって明らかになる概念の妥当性および信頼性について看護師を対象に定量的に検証するための質問紙作成等の研究活動全般に時間を要していることが挙げられる。
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今後の研究の推進方策 |
今後も、「看護実践における安楽」の理論化にむけ、研究を実施する。 [研究1:帰納的理論生成]の結果をふまえた量的および質的研究手法を用いたミックスメソッドによる研究手法(Mixed methods designs)にて行う。具体的には、看護師を対象とする質問紙調査を用いた定量的検証(研究2-1)、および、ケアの受け手である患者を対象とした参加観察法・インタビュー法による定性的検証(研究2-2)による検証を行う[研究2:演繹的検証]。研究2における検証結果をふまえ、理論の修正を行う予定である[研究3:理論の修正]。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成26年度は、「看護実践における安楽」の理論化に向け、引き続き研究を継続する。 当該助成金が生じたのは、研究活動がやや遅延しているためであり、翌年度の平成26年度の研究計画のためのデータ収集費用(調査員の謝金・調査協力謝礼)、データ集計費用、データ収集委託費、研究依頼等に使用する依頼書・封筒の印刷費用、成果の公表のための学会出張旅費および投稿費(海外学術雑誌)、データ整理のための謝金・会議費用・コピー代・文献複写代金として研究費を使用する計画である。 翌年度の平成26年度の研究活動のために使用する。 具体的には、計画実施のためのデータ収集費用(調査員の謝金・調査協力謝礼)、データ集計費用、データ収集委託費、研究依頼等に使用する依頼書・封筒の印刷費用、成果の公表のための学会出張旅費および投稿費(海外学術雑誌)、データ整理のための謝金・会議費用・コピー代・文献複写代金として研究費を使用する計画である。
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