研究課題/領域番号 |
24593263
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研究機関 | 四日市看護医療大学 |
研究代表者 |
久米 龍子 四日市看護医療大学, 看護学部, 教授 (20363913)
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研究分担者 |
久米 和興 中部大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40153358)
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キーワード | 管理調整機能 |
研究概要 |
医療現場で働く看護師の大部分が該当するジェネラリストナースは,病棟や外来等の医療現場において,医療専門職の良好な連携を図り,医療現場で発生する種々の問題解決を図るために重要な管理調整機能を発揮していると考えられている。しかし,その機能の実態については研究がなされておらず,具体的内容で構成された全体像は不明である。本研究は,聞き取り調査とその結果をもとにした調査票による全国的調査からジェネラリストナースの管理調整機能の全体像を明らかにすることを目的としている。 今年度は,昨年度実施したジェネラリストナース(病棟看護師)からの聞き取りによる実態調査に関する結果の分析を継続して実施した。聞き取り内容のメモを文書化し,それを内容確認のために本人に郵送した。郵送した文書には本人により必要な修正が加筆去れ返信されている。このデータはジェネラリストナース達から直接的に得られたデータである点で非常に貴重であると同時に,本研究の目的であるジェネラリストナースの管理調整機能の項目分類を行うための基礎となる重要なデータである。今年度は聞き取り調査の調査対象者との内容の確認作業を進め,併せてデータの項目分類作業をかなり進めることができた。しかし,一部の対象者との内容確認作業が完了していない状況である。また,全国調査の実施に向け,文書作成やデータ解析に関して必要な機器やソフトウエアの準備を行った。次年度は,この項目分類作業を完了させ,全国調査において使用する調査票を作成し,全国調査を実施する予定としている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成25年度は,平成24年度に実施した看護師への聞き取り調査の結果について,項目分類を行い,それをもとにして全国調査で使用する調査票を作成し,全国アンケート調査を行う予定としていた。しかし,聞き取り調査の結果についての項目分類に大幅な時間を要し,それが完了していない状況である。そのため,予定通りに全国調査を実施することができなかった。 以上により研究目的の達成が遅れていると考える。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は,全国アンケート調査を実施し,データの統計解析を行うことにより,ジェネラリストナースが日常的に遭遇する管理調整機能上の問題とその解決策に関する統計的エビデンスを得る予定である。 平成27年度は,全国調査の分析結果から実際の看護の現場で活用するための管理調整機能評価表を作成する。試作したものの改善点を把握するために,病院においてプレテストを実施する。プレテストは全国アンケート調査への協力が得られた施設のうち,プレテストへの協力病院で試用するための管理調整機能表について,表全体のレイアウトおよび表の使用方法が得られた病院で1ヶ月程度使用してもらう方法で行い,改善点等の意見を返信用封筒にて回収する。これをもとに必要な修正を加え,ジェネラリストナースの管理調整機能評価表を完成する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
全国アンケート調査の実施が遅れているために,その調査実施に伴う諸費用の支出がなかったこと,学会参加がなかったことにより生じている。 次年度の研究費は,主に全国アンケート調査に伴う郵送費,消耗品の購入,データ保存のための鍵付き書庫の購入,参考図書の購入,打ち合わせ旅費,成果発表や学会参加のための旅費,参加費などに使用する予定である。
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