本研究は、大規模で広域にわたる災害時における、外部支援のあり方について実態調査し、大規模災害時における今後の外部支援のあり方に関する示唆を得ることを目的として3年間で実施した。対象地域は、被害が甚大で多くの外部支援組織が3ヶ月以上にわたり活動した宮城県に限定した。 14名から聞き取り調査を基にしてガイドラインの骨子案を作成し、さらに4名のエキスパートから意見をいただき精錬をしていった。最終的に、「先行要件」「実際の支援(活動内容)」「支援の考え方(評価)」の枠組みに沿って、『大規模災害における看護専門職による外部支援の上手な受け方・支援の仕方のガイドライン』を完成させた。
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