研究課題/領域番号 |
24593292
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
任 和子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40243084)
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研究分担者 |
本田 育美 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30273204)
若村 智子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40240452)
山口 曜子 梅花女子大学, 看護学部, 教授 (50381918)
大西 弘高 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90401314)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 予防的フットケア / 臨床能力評価 / 看護師 / 糖尿病 |
研究実績の概要 |
予防的フットケアについての看護師の臨床能力評価法の提案に向け、外来での糖尿病予防的フットケアの実施状況とそれに従事する看護師の状況について、郵送による無記名質問紙調査を行った。対象は、全国の糖尿病認定医教育施設と専門医施設に勤務する看護管理者、慢性疾患看護専門看護師、糖尿病看護認定看護師等の主に糖尿病患者に対する足病変の看護実践を把握している看護師であった。糖尿病専門施設1116件に質問紙を送り、その回収率は37.1%(414件)で有効回答率は100%であった。糖尿病専門外来設置施設は72.7%(312件)で、外来で糖尿病予防的フットケアを実施している施設は84.3%(349件)であった。糖尿病足病変の指導に係る研修を修了した看護師が在職する施設の割合は65%(268件)であった。糖尿病合併症管理料を算定している施設は78.4%(319件)であった。一方、施設内の看護師への糖尿病予防的フットケア教育については、フットケア教育プログラムを持つ施設が9%(37施設)、フットケアマニュアルを持つ施設が43.1%(177件)であった。施設内の糖尿病予防的フットケアに対する看護師教育は、調査結果からは十分とは言い難く、院内での系統だった教育プログラムを作成する必要があることがわかった。 これらをふまえ、最終年度となる今年度は、レベル1(糖尿病看護従事1年目レベル)、レベル2(同2年目)、レベル3(同3年目)の臨床能力評価項目を作成した。
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