研究課題
基盤研究(C)
この研究では、脳卒中患者の急性期の上肢の廃用症候群発生の実態調査と、廃用症候群予防プログラムの開発を試みた。脳卒中発症1週間後の麻痺側の肩関節の関節可動域では、外旋が有意に低下していた。廃用症候群予防プログラムとして、看護師が麻痺側を支援して患者が整髪動作を1週間毎日行った結果、肩関節外旋と外転の関節可動域の低下を予防することができた。看護師が生活支援の1つとして行う整髪動作活動が、麻痺側の肩関節可動域低下予防に有効であることが示唆された。さらに、看護師が積極的に活動を促進することが上肢の廃用症候群予防につながることがわかった。
脳神経看護