研究課題
基盤研究(C)
本研究は、緩和ケア病棟に初めて従事する看護師の問題状況を継続的に把握し教育的支援を検討した。その結果、(1)患者・家族への対応の困難さや傾聴技術不足を中心とした問題状況を認めた。(2)看護実践を経て、ケアを自己評価により問題を意識化することが示唆された。(3)教育的支援として、対人援助に視点をおいた事例検討と面接の導入は、実践場面を具体的に想起し、自己評価する機会をもたらし看護上の問題の明確化と新たな課題を見出す一助となることが示唆された。
成人看護学 がん看護学