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2013 年度 実施状況報告書

放射線療法中のがん患者へのPILテストを用いた看護介入プログラムの効果

研究課題

研究課題/領域番号 24593315
研究機関石川県立看護大学

研究代表者

岩城 直子  石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (60468220)

研究分担者 牧野 智恵  石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (60161999)
キーワード放射線療法 / 外来看護 / PILテスト / がん患者 / 実存分析 / QOL / コーピング
研究概要

外来で放射線治療中のがん患者を対象とし、治療中にPILテストを用いた看護介入を実施することが患者及び医療関係者にもたらす効果を検討することを目的とする。
「今年度の計画の実施状況」
1)24年度に引き続き、介入群は介入スケジュールに基づいて、データーの収集を行った。また、対照群についても同様に調査を実施した。2)目標数は介入群30 対照群30を予定していたが、研究参加者の確保が難しく、検定可能な数として各群20名とした。
3)H26年9月に介入群20名、対照群21名の放射線終了時までの患者データをとりおえた。
4)この時点で、放射線治療に関係した医療者へ本介入の評価についてグループインタビューを実施した。5)介入群13名、対照群13名の結果を中間報告として、H26年2月がん看護学会で口演発表した。PILテスト結果では、PartA からPartBへは有意に得点があがっていた。また、介入群において、MACの下位尺度 Avoidanceが開始時に比べ終了時が有意に低下していた。Avoidance(回避的態度)の質問項目は「実際にがんになったと思わない」であり、PILの実施、結果の話し合いの中で病気苦悩感について話し合ったことが がんの罹患と向き合うこととなったと推察され、それが回避的態度に影響を与えたものと考えられた。6)H26年2月に最後の対象患者の治療終了3ヵ月後の面談が終了し全調査を完了した。7)最終年度に向けデータの整理、論文作成に向け統計処理、文献検索を行っていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

データ収集の目標設定値、介入群30名、対照群30名は研究参加者の確保が難しかったため、t検定が可能な各群20名に設定しなおした。データ収集期間は予定より6ヶ月に延長したが、データ収集を完了させるという今年度の予定には到達できた。

今後の研究の推進方策

PILテストを用いた介入について、スケールでの評価および治療終了3ヵ月後の患者へのインタビューデータより分析を行い、その効果について検討する。

次年度の研究費の使用計画

研究計画最終年であり、研究成果をまとめるための諸費用が必要である。
論文作成に必要な文献の収集。図書の購入。翻訳料金。論文作成のための研究へのスーパーバイズを受けるための旅費、学会・セミナーへの参加費、及び旅費に使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 放射線療法中のがん患者へのPILテストを用いた看護介入の有効性の検討2014

    • 著者名/発表者名
      岩城直子
    • 学会等名
      第28回日本がん看護学会学術集会
    • 発表場所
      新潟県新潟市
    • 年月日
      20140208-20140209

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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