本研究では、オーダーメイド医療におけるリスクコミュニケーションの中で、意思決定サポートが必要となるがん患者を対象とした「療養上の意思決定を支援するWeb版看護支援プログラム」を開発した。プログラム内容としては、①患者の意思決定に対する準備性を高めるために、患者用Webサイト「がんになっても・・・あなたらしく納得のいく生活を送るために~意思決定の進め方~」の作成、②看護師による支援ガイドとして「がん患者の療養上の意思決定プロセスを支援する共有型看護相談モデル(NSSDM)」を用いた意思決定支援ガイドブックの作成を行い、これらを用いて効果検証を行ったところ有効性と課題が明らかとなった。
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