研究課題/領域番号 |
24593331
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
中島 恵美子 杏林大学, 保健学部, 教授 (10449001)
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キーワード | 放射線療法 / がん患者 / 教育支援モデル / コーチング |
研究概要 |
今回の研究テーマ「放射線治療を受けるがん患者への看護支援モデルの開発」である。平成24年度は、1)がん治療における放射線治療に関する情報収集を文献リサーチにより実施し、治療中の副作用対策などを含めた最新情報をまとめた。2)放射線治療を受けるがん患者に対する教育方法としてコーチングモデルの導入方法を検討し、研究に活用できるように準備をおこなった。 以上の点を受け、平成25年度においては、1)研究計画書の再調整を行い、調査対象者を外来通院患者をまずは対象として調査実施することとした。2)大学内における研究倫理委員会に、研究申請を行った。その後、調査を実施する機関において研究倫理申請を行い、調査に関係する部署の所属上長、医師、看護師に研究内容を説明し調査協力依頼をおこなった。2)学内においてインタビュー訓練と調査表の内的妥当性を確認するための予備調査を行った。3)外来通院で放射線治療を受けるがん患者を対象として予備調査を行った。4)予備調査後のデータを分析し、調査表の修正とインタビュー内容の確認と修正を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成24年度から25年度にかけて、情報収集を行いその結果に基づき研究方法修正を行い進行してきたが、研究倫理委員会での承認を得るために時間が要した点が調査進行に遅れを招いた。また、調査実施状況においては、放射線治療を外来通院で受けている患者を対象にしているため、治療後は速やかに帰宅、あるいは職場に戻る必要がある患者が多く、調査協力が得られないケースが多く見られた。これらが研究進行が遅れた要因と考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、やや遅れている調査を進めていくことが必要であり、調査施設を増やし対象者を募ることも検討しながら進める。また、調査後の分析を同時に進行しながら、看護支援モデルの構築に対する基礎資料を収集し、研究結果からモデル作成ができるように実施する。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究調査の進行が遅れたため、調査費、調査謝礼や学会参加などの予算が使用できなった 研究調査費、調査対象者への謝礼、調査表の購入、データ入力の人件費、分析ソフトの購入、学会参加などを予定している
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