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2012 年度 実施状況報告書

アトピー性皮膚炎女性の月経周期におけるスキンケア・メイクアップに焦点化した看護

研究課題

研究課題/領域番号 24593342
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪医科大学

研究代表者

カルデナス 暁東  大阪医科大学, 看護学部, 講師 (80434926)

研究分担者 森脇 真一  大阪医科大学, 医学部, 教授 (40303565)
福井 奈央  大阪医科大学, 医学部, 助教 (80625880)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード看護援助 / アトピー性皮膚炎 / 皮膚トラブル / 女性 / スキンケア / メイクセラピー / 生活の質 / メイクアップ
研究概要

本研究は、アトピー性皮膚炎女性の生活の質を高めるために、作成した月経周期におけるスキンケアと メイクアップスキルを高める教育媒体を基に、開発したアトピー性皮膚炎女性の月経周期におけるスキンケアと メイクアップスキルに焦点化した看護支援プログラムの有効性を検討する目的で行われている。
看護支援プログラムの視聴覚教材(「アトピー性皮膚炎女性の月経周期におけるスキンケア 」)は、モデル予定者の都合のため、撮影日程は平成25年6~7月に延期となった。2種類の小冊子(「月経周期における全身性変化」「月経周期における基礎スキンケアのコツ」を作成した。 平成24年7月に中国山西中医学院附属病院および看護学部にて、リラクゼーション中医学的アプローチ(ヨガと呼吸法)に関する 情報を収集した。
研究協力施設にて研究分担者である担当医による研究対象者のリクルートを行い、選定基準(①アトピー性皮膚炎と診断されている;②20~45歳の女性である;③定期受 診する必要がある;④症状が軽微あるいは軽度の症状が持続するも、急性に悪化することはまれで悪化しても遷 延化しない;⑤本研究の主旨を理解し、セルフモニタリングができる)に満たした患者に研究への協力を依頼し 、承諾を得た2名の患者を対象に、プレテストを行った。1カ月に1回(毎回の定期受診日)、合計6回で毎回は60分程度の体験型学習を行った。結果として、対象者の皮膚油分量、水分量の値、バランスには改善がみられた。湿疹、掻痒感等の臨床所見にも軽減した。また、慢性的なストレスの改善が見られなかったが、スキンケアやメイクアップ、リラクゼーションのセッションの前後に、唾液アミラーゼによる評価される急性ストレスの軽減がみられた。さらに、臨床において、このような看護支援を取り入れることに、患者による好評が得られた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現在遅れている理由としては、①視聴覚教材のモデル予定者の都合のため、撮影日程は平成25年6~7月に延期となった。②研究者の日程と対象者となるアトピー性皮膚炎女性患者の受診日に合わないことが多かったことがあげられる。

今後の研究の推進方策

研究予定の日程より、遅れているが、研究の展開方法について、研究分担者と再検討した結果、2か月に1回の介入より1か月に1回のほうがより対象者にとって負担が少なく、迅速に皮膚の状態の変化に応じた教育的看護援助を提供することが期待できる。そのため、最終的に研究目的の到達度に大きく影響がないと考えられる。
平成25年度は、月に一回の介入ができるように、對象者となる女性患者の受診日以外の日程で調整していく。また、6~7月に視聴覚教材を作成する。

次年度の研究費の使用計画

上記の通り、視聴覚教材作成のための撮影が塩基となったこと等により、未使用額が生じた。未使用額は、次年度の研究費とあわせて、主に視聴覚教材の作成費、研究対象者への謝礼、研究をすすめるための情報収集、研究者のスキルアップの研修費を予定している。4~5月に、プレテストの結果を踏まえ、プログラムの微修正を行う。6~7月に視聴覚教材を作成する。8月以降は、研究協力施設にて、対象者となる患者に研究依頼を行い、介入研究を行う。また、各専門学術集会、専門機関にて研究に関する情報を収集し、研究の中間成果を公表する。さらに、必要に応じて、メイクセラピーの各種研修会に参加する

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] わが国の医療現場におけるメイクセラピーの応用に関する文献的研究2013

    • 著者名/発表者名
      カルデナス暁東、西尾ゆかり、福井奈央、田中克子、森脇真一、末原紀美代
    • 雑誌名

      大阪医科大学看護学部看護研究雑誌

      巻: 3 ページ: 69-77

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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