研究課題/領域番号 |
24593343
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 梅花女子大学 |
研究代表者 |
藤原 尚子 梅花女子大学, 看護学部, 講師 (90469544)
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研究分担者 |
稲垣 美紀 梅花女子大学, 看護学部, 准教授 (60326288)
宇佐美 眞 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (00193855)
川原 靖弘 放送大学, 教養学部, 准教授 (10422403)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 大腸がん検診 / 大腸がん好発年齢者 / 受診行動 / organized screening |
研究概要 |
大腸がん好発年齢者が大腸がんの早期発見に繋がる検診受診行動を行う上で、直面していると予測される諸問題を解決するための支援になりうるプログラムの開発と運用体制について検討する。 本研究では、大腸がん検診受診者に関わる医師・看護師・検査技師30名と大腸がん好発年齢者30名の約60名程度に対し、インタビューガイドを作成し、①現在実施されている検診内容・フォローシステムの現状と捉え方、②受診行動における問題と課題、③期待する受診行動における支援内容について、半構造化インタビューを実施した。その結果、大腸がん検診受診者に関わる医師・看護師・検査技師27名と大腸がん好発年齢者30名の協力が得られた。インタビュー内容については、テープに録音した内容を逐語的に記録し、質的内容分析開始している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在、計画通りに質的データが終了し、内容分析を開始している。
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今後の研究の推進方策 |
質的アプローチのデータ分析について、2名以上の研究者がそれぞれ逐語録を読みキーワードを抽出して、結果を交換し見解の統一を図る。期待する受診行動における支援について、インタビュー結果に沿ってテーマと問題を抽出する。この帰納的分析によりテーマの主要カテゴリーが構築される。これに基づき、「期待する受診行動への支援」について調査する質問紙を作成する 量的アプローチによるデータ収集について、1)対象者は便利標本抽出法により選択した近畿圏内の検診施設の施設長もしくは看護部長宛てに、梅花女子大学研究倫理審査委員会規定に基づく研究協力依頼の説明書を配布し、同意を得た上で研究協力者を紹介してもらう。2) データ収集は有効回答数を最低30%と予測し、データ分析に必要な標本数を最低300名3) 確保するため、大腸がん検診受診者に関わる医師・看護師・検査技師500名と大腸がん好発年齢者500名の約1000名程度に調査票を配布する。
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次年度の研究費の使用計画 |
旅費(調査費用および学会参加費など)370000円、人件費・謝金(研究補助員及び調査協力者への謝礼、データ入力など)100000円、その他(調査票及び学会参加費など)130000円に使用する予定である。
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