研究課題/領域番号 |
24593345
|
研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
藤永 新子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部 看護学科, 講師 (70508663)
|
研究分担者 |
東 ますみ 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 教授 (50310743)
原田 江梨子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部 看護学科, 講師 (80218643)
安森 由美 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部 看護学科, 教授 (80261113)
|
キーワード | ソーシャル・サポート / 自己管理 / 非対面式 |
研究概要 |
平成24年度にIPADを利用した非対面式のソーシャル・サポートシステムを開発した。 平成25年度はその「ソーシャル・サポートシステム」の稼働に向け、神戸市の糖尿病専門医が診察している施設に出向き、研究の目的・主旨および個人情報保護について説明し3施設より同意を得た。その後外来担当医より対象者に、研究の話を聞く同意を得てもらい、対象者の都合の良い日時に研究の説明を行い31名より同意を得た。研究計画では60名を対象に設定していたが、同意が得られにくく、最終31名となった。同意後使用する機器を選択してもらい、IPADを使用する場合は、その操作性について研究者が作成したマニュアルを基に機器の説明を行った。また、「ソーシャル・サポートシステム」の使用に関してもマニュアルを作成し説明を行った。その後5人の対象者にプレテストを行い、サイトの利用しやすさや内容について検討した。その中で、「個人を知らない事で、投稿がしにくい」との意見があり、個人情報についてイラストや大まかな内容を本人の同意を得て追加した。サイト利用に関して、対象者が高齢である為、IPADの使い方がわからない等の意見もあり、その都度説明に伺った。サイト上では投稿する人は決まっており、それを何人かが閲覧している状況です。マンネリ化予防のため糖尿病の最新ニュースのコーナーを設けるなど、サイト内での充実に努めた。また、専門家からの季節度よりも情報として載せるようにした。6か月後のインタビューでは、「納得できたことはマネてみたり、情報にはなった」という意見があったが、「仕事が忙しく見る暇がない」や、「自己管理がうまくいっているので見ていない」などと賛否両論の意見が聞かれた。この研究に関して、海外での発表を行った。平成26年度の7月と8月に2発表を行う予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成25年度は、実際に「ソーシャル・サポートシステム」を利用していただける施設を探し、対象者に同意を得て稼働で来ているためおおむね順調に進展していると考える。ただし、計画上では糖尿病教室を開催する予定であったが、非対面のソーシャル・サポートを重視し、サイト上に情報を載せるなどで対処した。
|
今後の研究の推進方策 |
現在、研究開始から1年以上たつ対象者もあれば半年の対象者もいる。現在6か月後の調査が終了しているので、今後はその調査結果の分析を行い、論文掲載発表していく。 また、サイト内もマンネリ化してきているため、サイトが充実できるように新たな情報も随時更新していくようにする。 今後は1年後の調査をを来ない、非対面式の「ソーシャル・サポートシステム」の有用性を検証していく。
|
次年度の研究費の使用計画 |
今回IPADをyぽ要したため、その通信費が必要となった。1年間使用予定であるため、次年度も通信費が必要となるため、繰り越しに回すことにした。 IPadは月10万の通信費が必要となる。研究は1年の介入研究であるため、残り9か月の通信費として使用する。
|