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2012 年度 実施状況報告書

思春期の子どもを持つ親が家庭で自信を持って性教育できるためのプログラムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 24593354
研究種目

基盤研究(C)

研究機関筑波大学

研究代表者

村井 文江  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40229943)

研究分担者 江守 陽子  筑波大学, 医学医療系, 教授 (70114337)
山海 千保子  筑波大学, 医学医療系, 助教 (90438101)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード親への性教育支援 / 思春期 / 自己効力感
研究概要

平成24年度の研究計画に沿って、実績の概要を述べる。
1、性教育支援プログラム案の作成および内容・方法の決定
(1)小学校3年生の保護者への性教育支援プログラム:A市において実施してきた「親子性教室」(保護者への講義を含む)が家庭における性教育についてもらたしている影響について、平成23年度に実施した質問紙調査を質的に検討した結果、①家庭において性教育をすることを後押ししていること、②保護者が、これらなら自分でもできるという内容で具体的例を示し、家庭において性教育ができると思えるように自己効力感を養うことが大切であることが示唆された。そのため、従来のプログラムについての見直しを行い、改訂プログラムver.1を作成し、平成24年度に実施をした。   (2)中学校2年生の保護者への性教育プログラム:A市において、中学校2年生に対して実施している性教育講座「こころとからだの講演会」に保護者にも参加してもらい、その機会に実施することを計画している。平成24年度は、試験的に「こころとからだの講演会」への参加を呼び掛けることをしたが、参加率が低く、今後の課題となった。
2、プログラム評価のための質問紙作成
質問紙については、現時点では、小学校3年生・中学校2年生の保護者共通で作成している。小学校3年生の保護者へは、作成にとどまらず、平成24年10月から平成25年4月までに質問紙調査を実施し、現在、分析中である。中学生の保護者へは平成25年度に検討し実施していく計画である。
小学校および中学校、同時にプログラムを開発していく計画であったが、小学校3年生の保護者に対する性教育プログラムの開発が先行する形となっている。計画を変更し、次年度は、中学生の保護者への性教育プログラム開発を中心に進める計画とする。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画では、小学生3年生の保護者および中学校2年生の保護者に対して、家庭における性教育を支援するためのプログラムを同時進行で開発する計画であった。しかし、小学校3年生の保護者へのプログラムは計画より順調に進行し、中学校2年生の保護者へのプログラムは遅れている状況である。したがって、全体としてはおおむね順調に進展していると判断した。
次年度以降の計画として、同時に開発していくという計画を変更し、平成25年度は、中学生の保護者へのプログラム開発を中心に進めていくこととする。小学校3年生の保護者に対するプログラムは、調査結果をまとめて、改善の必要性を検討していくこととする。

今後の研究の推進方策

中学生を持つ保護者に対するプログラム開発を推進する必要がある。研究協力校と十分に相談し、実施可能性の重点を置き、平成25年度後半に実施していくこととする。

次年度の研究費の使用計画

該当なし

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 小学校3年生での“親子性教室”が思春期における家庭での性教育にもたらすもの 親子性教室後の自由記述式アンケートから2012

    • 著者名/発表者名
      村井文江
    • 学会等名
      第31回日本思春期学会
    • 発表場所
      軽井沢
    • 年月日
      20120901-20120902

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公開日: 2014-07-24  

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