ローリスク妊産婦に対して妊娠期から産後2か月までの継続ケアが提供できる助産師の育成を目指す卒後教育プログラムの構築を、アクションリサーチの手法を用いて取り組んだ。ドナベディアン・モデルを参考に、「構造」看護基準・手順の作成、見直し、「過程」1~3年目毎の獲得すべき臨床能力と教育体制の決定、「結果」毎月の事例検討会を通して臨床能力の獲得状況の検討を行った。本プログラムを5年間実施し、5名の助産師を教育した。4年目助産師が、アドバンス助産師の承認を受け、本プログラムがプライマリーケアの場での効果的な教育方法である評価を得た。年3回県内若手助産師向けの研修会を、30名程度の参加者を対象に実施した。
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