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2013 年度 実施状況報告書

離島で自立した援助活動が行える助産師養成のための教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24593369
研究機関鹿児島大学

研究代表者

井上 尚美  鹿児島大学, 医学部, 講師 (70264463)

キーワード助産師教育 / 助産師 / 離島 / 援助活動 / 教育プログラム / チーム医療
研究概要

本研究は、離島における正常経過を辿る妊産婦に対して自立した援助が行える助産師を養成するための教育プログラムを開発することである。
本年度は、昨年度から行っている研究の第1段階である「離島における助産師の現状と妊産婦・保健師・医師が助産師に求めるニーズ」調査を継続して行った。
調査は、屋久島・種子島・奄美大島・徳之島・沖永良部・与論の6島11市町村で実施し、保健師35名、助産師16名、医師3名、母親56名を対象にアンケートや聞き取り調査を行った。
その内保健師への聞き取り調査から、離島の保健師が離島で働く助産師に求める10の能力「リスク診断と緊急対応能力」「産科医と同等の診断能力」「安心したお産へ導く力」「島の女性の心理的支援」「母乳育児の相談が受けられるレベル」「臨床を生かした継続性のある性教育」「島で連携できる能力」「住人のニーズに合わせられる能力」「対象に合わせられる柔軟性」「自己学習能力」を明らかにした。なお、この結果は、第54回日本母性衛生学会学術集会にて発表した。
平成26年度は、助産師、医師、母親のデーター分析を進め第2段階である「離島で活動する助産師に求められる能力」を明らかにし、第3段階「離島で自立して活動できる助産師を養成する為の教育プログラム作成」を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度は、昨年度から行っている研究の第1段階である「離島における助産師の現状と妊産婦・保健師・医師が助産師に求めるニーズ」調査を継続して行った。
調査は、屋久島・種子島・奄美大島・徳之島・沖永良部・与論の6島11市町村で実施し、保健師35名、助産師16名、医師3名、母親56名を対象にアンケートや聞き取り調査を行い、保健師の一部のデータ分析から得られた結果について公表することができた。現在、他のデータ分析を進めているところである。

今後の研究の推進方策

平成26年度は、助産師、医師、母親のデーター分析を進め第2段階のアンケート調査を実施し、「離島で活動する助産師に求められる能力」を明らかにする予定である。これらのアンケート調査対象は助産師職能団体や助産師養成機関同窓会の協力を得て実施する予定としている。その結果を受けて、第3段階「離島で自立して活動できる助産師を養成する為の教育プログラム作成」を行う予定である。また、研究成果については、随時公表していく予定である。

次年度の研究費の使用計画

本年度は、昨年度からの継続調査があり、全てのデータ分析が終了せず、本年度予定してたアンケート調査を実施することができなかった。そのため、それらに掛かる経費(人件費・謝金等)の支出がなかった。
平成26年度はアンケート調査を実施するため、昨年度分の経費(人件費・謝金等)の支出が見込まれる。また、研究結果の公表を随時行う予定にしており、その分の支出が見込まれる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 離島で活動する助産師が保健師から求められる能力2013

    • 著者名/発表者名
      井上尚美、若松美貴代、吉留厚子
    • 学会等名
      第54回日本母性衛生学会
    • 発表場所
      さいたま市・大宮ソニックシティ
    • 年月日
      20131004-20131005

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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