本研究は、離島の厳しい周産期医療の下で生活している母親へ安心して出産・子育ができる環境を提供することを目指しています。今回は、離島における自立した援助が行える助産師を養成するための教育プログラムを開発することを目的としました。調査の結果、離島の助産師に求められている能力は、妊娠経過を支援する能力、お産時の異常発生の予測・予防と対処能力、母乳育児の支援能力、地域との連携能力でした。また、これらの能力と新生児ケア能力については高いレベルが求められていることが分かりました。そこで、離島で自立した活動を行う助産師を養成する為には前述の実践能力を高める教育プログラムが必要であることが分かりました。
|