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2013 年度 実施状況報告書

胎児の健全な成長発達に向けた妊婦の日常生活行動の検討-酸化ストレスを指標にして-

研究課題

研究課題/領域番号 24593382
研究機関千葉県立保健医療大学

研究代表者

川城 由紀子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (20337108)

研究分担者 石井 邦子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (70247302)
細山田 康恵  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (70196608)
キーワード酸化ストレス
研究概要

二年目は初年度に引き続き横断的調査として妊婦と非妊婦を対象に、調査を実施した。さらに縦断的調査を開始した。
横断的調査の結果を示す。妊婦は平均年齢30.1±4.3歳、非妊時BMIは20.9±2.5、非妊婦は平均年齢28.1±7.3歳、BMIは20.9±3.0と差のない集団であった。妊婦の妊娠週数は27.2±8.3週(7~37週)であった。血清中の酸化ストレス度(d-ROMs値)と血清中の抗酸化力(BAP値)について、妊婦では521.8±109.5U.CARR、1930.1±220.5であり、非妊婦では380.17±151.3U.CARR、2395.5±154.5μmol/Lと、妊婦で酸化ストレス状態が高かった。妊婦を週数別に、コントロール群、7-13週、14-27週、28-32週、36-37週の5群に分け分析した。d-ROMs値は一元配置分散分析により有意差を認め(F=10.409, df=4, p=0.000)、妊娠週数が進むにつれd-ROMs値は有意に増加した。一方BAP値も一元配置分散分析により有意差を認め(F=67.537, df=4, p=0.000)、妊娠週数が進むにつれBAP値は有意に減少した。BAP値が最も減少した36-37週の妊婦のBAP値と抗酸化物の摂取との関連性を分析したところ、果物類の摂取とBAP値に正の相関が認められた(τ=0.23, p=0.047)。酸化ストレス状態を精神的ストレス(STAI、SOC)との関連は認められなかった。以上の結果より、妊娠週数が進むことで胎盤での代謝が促進されることで酸化ストレス度が増加し、抗酸化力の減少につながっていることが考えられた。また、抗酸化力は食事摂取との関連性が認められたことから、妊娠期の食事の改善により予防できることが推察された。
縦断的調査は現在継続中である。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度に実施できなかった非妊婦への調査を開始することができ、横断的調査の分析が進められた。二年目の計画は縦断的調査の実施であるが、現在30名からの同意が得られ調査を開始している。
上記を総合的に評価し、「おおむね順調に進展している」と判断した。

今後の研究の推進方策

最終年度は、縦断的調査を継続して実施する。縦断的調査では、酸化ストレス状態に関連する要因の分析に加え、出生後の児の健康状態との関連も分析する。
横断的調査の結果は国際学会で発表予定である。

次年度の研究費の使用計画

平成24年度の調査で非妊婦を対象に調査を行い、その結果を学会発表する予定であった。しかし非妊婦の調査が平成24年度に実施できず平成25年度になってしまったため、学会発表にかかる費用が使用されなかった。
平成26年度には国際学会で成果発表するため、渡航費用に充てる

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公開日: 2015-05-28  

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