健康障害をもつ子どものきょうだいが経験する生活パターンや家族関係の変化への適応を促す介入プログラムを開発することを目的とし、きょうだいが経験する生活や家族関係の変化の状況を明らかにし、その内容を基に、きょうだいと親を対象とした援助指針の作成を試みた。 その結果、きょうだいに対しては、健康障害をもつ子どもの疾患や治療に関して情報を得ることが可能なツールの整備、きょうだいの居場所作り、ピアサポートの場や機会つくり、きょうだいの頑張りが周囲から認められることを目指した支援などが挙げられた。さらに親に対しては、きょうだいに生じている生活の変化に気づくことを目指した支援などが挙げられた。
|