研究課題/領域番号 |
24593401
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
世良 喜子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (50461736)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 健康教育 / ヘルスプロモーション / ヘルスリテラシー / 子ども |
研究概要 |
本研究は、保育園と連携・協同して、5~6歳児にむけた体(構造と機能)の知識を獲得する長期の系統的な健康教育のプログラムを開発・構築し、さらにその振り返りから、実践・普及していくための示唆を得ることを目的としている。 平成24年度は、健康教育のプログラムを開発するための基礎資料を得るために、下記を行った。 1)先駆的事例の情報収集:就学前の子どもにむけた体の構造や機能に関する健康教育の先駆的事例に参加した。 2)保育園の子どもに対する体の構造や機能に関する健康教育の実態調査を実施した。2か所の保育園の保育士を研究参加者とし、5~6歳児にむけた体(構造や機能)を学ぶ健康教育への認識や現状に焦点を当てたインタビューを行った。さらに保育所に通所する5~6歳児の母親を研究参加者として、子どもに体の構造や機能を教えることに関する考えや、体について教えている内容、母親がとらえる子どもの体への興味・関心や理解について、インタビューを行った。インタビューにより母親の子どもに体のことを教えることへの必要性の認識はさまざまであるが、必要と考えている親でも、親自身の知識が十分でないことや、5~6歳児が理解できるように教えることに困難感があることなどが見えてきた。現在インタビュー結果の分析段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成24年度は、保育園における子どもに対する体の構造や機能に関する健康教育の実態調査として、保育士を対象にインタビュー調査を行った。そして5~6歳児の体の理解に関する実態調査の前に、母親の子どもに体のことを教えることに対する考えや、体について教えている内容や、母親がとらえる子どもの体への関心・興味や理解を知る必要があると判断した。そのため当初の予定になかった母親を対象にしたインタビューを実施した。5~6歳児の体の理解に関する調査は、来年度に実施予定である。
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今後の研究の推進方策 |
健康教育のプログラムを開発するための基礎資料として、さらに5~6歳児の体の構造と機能の理解に関する実態調査を行う。 上記の結果および平成24年度に得られた結果をもとに、研究協力が得られた保育園の保育士と連携・共同による5~6歳児に向けたからだの構造と機能を学ぶ健康教育プログラムの開発を行う。 開発したプログラムを施行し、その効果を検証する。 さらに健康教育プログラムの洗練と、健康教育の取組み、実施のプロセスの振り返りをもとに、プログラムの導入・定着を促進するための方略を検討する。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度に実施予定であったプログラム開発の基礎資料となる5~6歳児の体の構造と機能の理解に関する実態調査を平成25年度実施に変更した。また平成24年度に購入予定であった保育園および保育士とともに行う健康教育プログラムの立案にむけた作業に必要なノートパソコンの購入を次年度の購入に変更した。 平成25年度は、プログラム開発の基礎資料となる子どもの体の構造の理解の実態調査、および保育園・保育士との共同による健康教育プログラムの開発にむけた作業を開始する。そのため実態調査実施のための費用、保育士と協同してプログラムを開発するための話し合いや試作したプログラムの検討に必要なコンピュータの購入およびプログラムに用いる教材を試作するための費用(材料費・人件費)に研究費を充当する計画である。
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