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2014 年度 実績報告書

助産外来で活用できる助産診断名の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24593407
研究機関帝京科学大学

研究代表者

齋藤 益子  帝京科学大学, 医療科学部, 教授 (30289962)

研究分担者 濱嵜 真由美  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (90352335)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード妊婦健診 / 助産診断 / 電子カルテ / 経過診断名 / 健康生活診断名 / 医師との連携
研究実績の概要

平成26年度は、妊娠期の助産診断名と診断指標を作成した。25年度までに検討した妊娠期の経過診断と健康生活診断について、更に、表現を見直し、具体的には電子カルテに使用できるように文言を整理し統一した。
妊娠期の診断名の中で、妊娠経過の診断については、正常な経過の診断のみでなく、異常の予測診断として、医師と共通で診断できるように要精査/妊娠高血圧症候群、要精査/妊娠貧血などと、医師が何を精査したら良いのかが分かる程度に具体的に診断名を入れることとした。又、その根拠となる検査値や超音波画像などの判断基準は、産婦人科診療ガイドラインの記述に基づいて作成した。
健康生活診断は、基本的生活として、食事、睡眠、排泄、休息、運動、動作、清潔の7項目、社会的生活行動として、パートナーとの関係、支援体制、家族関係、家族の役割の4項目、精神心理的生活行動として情緒、不安の表出、妊娠の受け止め、ボディイメージの4項目、身体的準備として、乳房の手当、呼吸法の練習、弛緩法の練習、出産に向けた身体づくり、エクササイズの取り入れ、出産のイメージ、入院時期の理解、必要物品の準備の8項目、出産育児行動としてマイナートラブル、バースプラン、夫の立会い、出産育児の学習、母親学級参加、母子健康手帳の活用の6項目を評価するようにした。
これらの項目は、適切または不適切と診断して、不適切の場合は、自由記述欄に不適切な状態を具体的に記載する形に作成した。診断項目と診断指標はエクセル画面にて作成し、電子カルテとして使用できるように整理した。今後、実際に助産外来で試用して、実践での有用性について検証していきたいと考えている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 助産診断と電子カルテ2014

    • 著者名/発表者名
      齋藤益子、濱崎真由美 岩崎和代 青木康子
    • 学会等名
      日本看護診断学会
    • 発表場所
      京都国際会議場
    • 年月日
      2014-06-14 – 2014-06-15
  • [図書] マタニティ診断ガイドブック2014

    • 著者名/発表者名
      青木康子 齋藤益子 濱崎真由美 岩崎和代
    • 総ページ数
      209
    • 出版者
      医学書院
  • [図書] 実践マタニティ診断2014

    • 著者名/発表者名
      青木康子 齋藤益子 濱崎真由美 岩崎和代 菊地敦子
    • 総ページ数
      280
    • 出版者
      医学書院

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公開日: 2016-06-01  

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