• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

1型糖尿病をもつ子どもを養育する家族への看護援助指針の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24593408
研究機関東邦大学

研究代表者

出野 慶子  東邦大学, 看護学部, 教授 (70248863)

研究分担者 河上 智香  東邦大学, 看護学部, 准教授 (30324784)
天野 里奈  東邦大学, 看護学部, 助教 (90459818)
キーワード1型糖尿病 / 子ども / 家族
研究概要

本課題における研究目的は、1型糖尿病をもつ子どもを養育する家族に焦点を当てた看護援助指針の開発を行うことであり、前年度(平成24年度)は、1型糖尿病をもつ子どもの父親を対象として、療養行動に関するかかわり、母親へのサポート状況、父親の役割について明らかにすることを目的として調査を実施した。
前年度の研究成果は、第23回日本小児看護学会学術集会(平成25年7月開催)、ならびに第18回日本糖尿病教育・看護学会学術集会(平成25年9月開催)にて発表するとともに、日本糖尿病教育・看護学会誌に研究報告として投稿し、掲載された(平成26年3月発行)。
今年度(平成25年度)は、家族会主催の小児糖尿病キャンプにおいて、1型糖尿病をもつ子どもを養育している4組の夫婦を対象とし、夫がどのような思いをもって妻をサポートしているか、またそれに対する妻の思いを明らかにし、夫婦で協働しながら子育てしていく際の看護支援の示唆を得ることを目的とし、フォーカスグループインタビューを実施した。その結果、療養行動や家事の手伝いだけではなく、夫が妻の大変さを受けとめ、気遣うことが妻へのサポートになっており、子どもに対する夫のかかわり方は、妻との役割分担の1つになっていたことが明らかとなった。夫のサポートを妻がどのように受けとめているかをフィードバックすること、ならびに夫婦の役割について考える機会をもてるように支援する重要性が示唆され、この研究成果は、第19回日本糖尿病教育・看護学会学術集会(平成26年9月開催)で発表予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画どおりに、平成25年8月に開催された小児糖尿病キャンプにて、1型糖尿病をもつ子どもを育てている夫婦4組にフォーカスグループインタビューを実施することができ、その成果を学術集会にて発表予定である。
また、前年度の研究成果を第23回日本小児看護学会学術集会ならびに第18回日本糖尿病教育・看護学会学術集会にて発表できたとともに、日本糖尿病教育・看護学会誌に投稿し、研究報告として掲載されたためである。

今後の研究の推進方策

平成26年度は、前年度の研究成果を学会発表するとともに、1型糖尿病をもつ子どもを養育している夫婦を対象としてフォーカスグループインタビューを再度実施し、対象数を増やして看護援助指針を検討する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 1型糖尿病をもつ年少の子どもを養育する父親の役割2014

    • 著者名/発表者名
      出野慶子,河上智香,天野里奈,中村伸枝
    • 雑誌名

      日本糖尿病教育・看護学会誌

      巻: 18 ページ: 33-39

    • 査読あり
  • [学会発表] 1型糖尿病をもつ年少児を育てる父親の役割

    • 著者名/発表者名
      出野慶子,河上智香,天野里奈,中村伸枝
    • 学会等名
      第18回日本糖尿病教育・看護学会学術集会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi