研究課題
基盤研究(C)
本研究は、我が国における、産後4か月の父親のうつ病の有病率と関連要因を明らかにし、産後うつ病の予防と早期発見のための産後健診プログラムを開発することを目的に研究を実施した。2032組の生後4か月の乳児の親に調査を行い、807組の親を分析対象とした。110名(13.6 %)の父親がうつ状態であり、パートナーのうつ状態と低い夫婦関係満足度に関連があった。産後4か月から6か月の夫婦6組にインタビューを行い、母親は父親に比べて生活の変化が大きいと感じており、夫婦関係は、父親の家事や育児の量ではなく、パートナーや子どもへの父親の関心の程度が影響する可能性があることが明らかになった。
母性看護学