研究課題/領域番号 |
24593420
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 天理医療大学 |
研究代表者 |
大見 サキエ 天理医療大学, 医療学部, 教授 (40329826)
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研究分担者 |
河合 洋子 宝塚大学, 看護学部, 教授 (10249344)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 復学支援 |
研究概要 |
共同研究者の打ち合わせ会議を8月に実施し、活動内容を検討した。教員対象の研修会を計画し、一般の教員、養護教諭対象の研修会を3回実施した。同様の研修会についての意義や課題について大阪の緩和ケア研究会で招聘されたので講演し、啓発活動に努力した。研修会後のアンケート調査では研修会の意義を十分認識することができ、今後も継続して実施してほしいとの要望があった。さらに相談窓口の充実などの要望も見られた。一般の教員対象の研修会では活発な意見交換ができ、新人教員にとって定期的な研修として位置づけたらどうかという提案もされた。特別支援コーディネーター対象の研修会について、教育委員会に打診したが、24年度はすでに計画が終了しているため、25年度に計画してもよいという返事をいただき、3月に担当部署の教員と8月の研修会に向け調整することができた。 NY市視察で得られた資料の一部であるがんの親の手記の本の翻訳に向け、出版社との契約を取り交わしたあと、研究者間で分担し、3月でほぼ分担部分の翻訳が終了した。今後筆者を含む監訳者2名で全体の見直しと調整を図ったのち、8月をめどに初稿、何度かの校正を経て10月に出版予定となっている。他のプレゼンテーション資料については、がんの子供向け絵本として作成する予定であるが、その翻訳までには至っていない。復学支援時の説明について資料作成する関係で、医師・看護師を対象とした面接調査を実施し、現在データの分析中である。 学会ではこれまでに実施した退院時調整会議と調整後の家族の思いについて、発表した。さらに、天理医療大学の紀要および他の学会誌に投稿し、いずれも採択され、現在印刷中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究者間で打ち合わせを実施し、今後の復学支援の在り方、特別支援教育の在り方等、共同研究者である医師の最新の情報も提供していただき、検討することができた。教員対象の研修会は一般教員を対象としたものについては、活発な意見交換ができ、今後の課題を見出すことができた。コーディネータ対象の研修会企画をすることができた NYから持ち帰った実際入院から退院、退院後の治療、復学した子どもの日常がつづられた本を翻訳することができた。少しずつこれまでの成果を学会発表、論文として掲載することができた。プレゼンテーション資料として活用するための面接データの分析中であるが、プレゼン資料案の作成までには至っていない。 以上のことから、目的は8割は達成できている。
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今後の研究の推進方策 |
第2回のうち合わせ会議を8月に実施し24年度の活動報告と課題、25年度の活動を検討する予定である。面接データの結果を整理し、教室で教員や子どもたちへのプレゼンテーションする内容を検討し、資料案を作成する。 任意の復学支援チームを結成し、プレゼンテーション内容を検討し、シュミレーションする。復学支援プレゼンテーションを受け入れてくれる学校を県内で探し、日程調整する。該当校がない場合、名古屋市や安城市で「いのちの教育」の一環とした医療関係者か教員対象のプレゼンテーションを計画する。 成果を学会発表するとともに、学会に参加し、情報収集する。さらにこれまでの成果を論文投稿する。翻訳書を出版する。 教員対象、養護教諭、コーディネータ対象の研修会を継続実施する。
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次年度の研究費の使用計画 |
1.打ち合わせ会議の旅費と会議費用。 2.プレゼンテーション資料作成費用 3.翻訳書の出版費用 4.各活動に関わる資料作成、旅費、謝礼費用 5.学会発表、論文投稿に係る費用等
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